2020年も残すところあと僅かになってまいりました。オリンピックの年と待ち望まれていた年は、新型コロナウィルスの蔓延で、思いも及ばない大変な年となりました。できなくなったこともありましたが、そのために見つけたこと、始めたことも多々ありました。このホームページもこういうことがなければ思い立たなかったと思うと、自分を見つめ直す年にもなったような気がします。
梅若会のトライアル公演も、おかげさまをもちまして今年度は無事終了いたしました。いらしてくださったお客様には心より御礼申し上げます。
まだまだ先の見えない中、例年とは違う形で来年も動き出します。
初会は1月9日(土)に、舞台が密にならない素謡の「翁」と能「小鍛治」で始まります。2月11日(木・祝)には、同じ題材の仕舞・小舞をシテ方、狂言方二流との立会で舞うという珍しい企画公演があります。詳しくはお知らせのコーナーをご覧ください。その後の催しの詳しい内容は、わかり次第お知らせさせていただきます。
梅若会はこれからもコロナ対応を怠りなく続けながら、安心してご来会いただける公演をひとつひとつ重ねてまいりますので、ご無理の無い形でのご後援をよろしくお願い申し上げます。