私が玄人として梅若会に所属させていただき、能楽師として歩き始めたのは昭和63年、師匠の梅若桜雪先生が56世梅若六郎を襲名なさった年でした。玄人としての初舞台が、その襲名披露の公演での連吟でした。何年かしてお弟子さんが 数 […]
「笠ノ段」を謡う
11月20日(日)の梅若素謡会で、「笠ノ段」を謡わせていただきます。梅若会で独吟をさせていただくのは、能楽師になって初めてのような気がします。「笠ノ段」は能「蘆刈」の中の、よく知られた謡いどころ舞いどころで、私もとても好 […]
舞囃子を楽しむ
本年10月22日(土)、梅若能楽学院会館にて十年ぶりの「こころみの会」を催すことにいたしました。今回は私が無謀にも三番舞囃子を舞わせていただくのですが、その他にも間で仕舞や連吟、語り、一調も楽しんでいただき、そこから「五 […]
謡と仕舞による源平の盛衰
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、これまでの源平の戦いを描いたたくさんのドラマとは変わった捉え方がされていて注目を集めています。考えてみたら私達が持っている源平の合戦のイメージも平家物語や源平盛衰記などの物語によるも […]
女流能に親しむ会
「ARTS for the future」という、コロナ禍を乗り越える為の芸術活動を支援する、文化庁の事業があります。能を舞う機会がとても少なくなり、このチャンスにかけたいと若い仲間が申請を思い立ちましたので応援するつも […]
緑桜会ワークショップ
「声の道場」&「能エクササイズ」そして「能舞台ですり足を!」 このところ大人数のワークショップは外部からの依頼のみとしておりましたが、久しぶりに緑桜会主催の「声の道場&能エクササイズ」のワークショップを思い立つこ […]