この秋、舞囃子を中心に素謡や一調などを楽しんでいただく会「繋の会」を、催させていただきます。舞囃子、素謡、一調を解説で能と繋ぎ、より能に興味を持っていただけるような会にしたいと思っております。 私は二十代半ばで福岡の鷹尾 […]
仕舞「氷室」を舞う
3月17日(日)梅若会定式能で「氷室」の仕舞を舞わせていただきます。 現代はいつでも簡単に冷蔵庫で氷が作られますが、昔は夏場に氷を食するということは信じられないようなことでした。冬の間に積もった雪を固め氷を作り、夏でも低 […]
能エクササイズへのお誘い
「能エクササイズ」は現在月2回1時間ずつ、緑桜会の稽古時間の中で定期的に行っております。いつも参加なさる方が緑桜会会員5〜7人に定まってきて、エクササイズから仕舞の稽古を始める方も増えたので、基本のエクササイズだけでなく […]
「融」を舞う
10月の梅若会定式能で、「融」の舞囃子を舞わせていただきます。一昨年の「東北」で能は舞納めのつもりでしたが、思いもよらず今年の2月に代役で「巻絹」を舞わせていただきました。今年度からは改めて舞囃子を舞うことを突き詰めたい […]
追善と感謝の会
来年は私を能の世界に導いてくれた父の33回忌、母の25回忌に当たります。前々からそれに合わせて私の実家である楠森堂で、両親の追善の会を催したいと思っていました。いろいろと考えることもあり、少し早いのですが今年の11月28 […]
新たな道場
私が「声の道場」を始めて、すぐの頃入門した20代後半の女性、和の発声や能に興味を持ち、すぐに謡や仕舞を始めました。その中で自分の体の硬さや使えてない部分に気付き、稽古と並行して声・体の研究に努力していました。結婚子育ての […]
三十周年記念大会
私が玄人として梅若会に所属させていただき、能楽師として歩き始めたのは昭和63年、師匠の梅若桜雪先生が56世梅若六郎を襲名なさった年でした。玄人としての初舞台が、その襲名披露の公演での連吟でした。何年かしてお弟子さんが 数 […]
「笠ノ段」を謡う
11月20日(日)の梅若素謡会で、「笠ノ段」を謡わせていただきます。梅若会で独吟をさせていただくのは、能楽師になって初めてのような気がします。「笠ノ段」は能「蘆刈」の中の、よく知られた謡いどころ舞いどころで、私もとても好 […]
舞囃子を楽しむ
本年10月22日(土)、梅若能楽学院会館にて十年ぶりの「こころみの会」を催すことにいたしました。今回は私が無謀にも三番舞囃子を舞わせていただくのですが、その他にも間で仕舞や連吟、語り、一調も楽しんでいただき、そこから「五 […]
謡と仕舞による源平の盛衰
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、これまでの源平の戦いを描いたたくさんのドラマとは変わった捉え方がされていて注目を集めています。考えてみたら私達が持っている源平の合戦のイメージも平家物語や源平盛衰記などの物語によるも […]