またもや試練!

先日稽古帰りに夕飯の買物をしたあと、重い荷物を右手に持ち、バスに乗ろうと少し急いだ弾みに躓き、その瞬間に右膝に激痛が走りました。
その前の週に2日続けて能の地謡に座らせて頂き、少し膝に安定感がなくて階段を降りるときに痛みがあったので治療に通い、少し良くなったところでした。荷物の重さで重心のバランスが崩れて膝を捻ってしまったのかもしれません。

75歳を過ぎてから、お正月の度に何か事が起こり、一昨年は腰、去年は手首を痛めて、治療とトレーニングで夏には持ち直す、ということを繰り返していました。その都度ブログにも上げていましたが、今年は3月まで何も起こらず、大丈夫かなと思っていた矢先でした。


すぐに定期的に通っている接骨院に連絡して、タクシーで向かい診ていただきました。その結果、いつもの状態と違うので提携している整形外科クリニックで検査してもらったほうがいい、ということになりました。半月板や十字靭帯損傷なら手術の可能性も…ということです。
いつも診てくださっている先生に
「そこまでひどいとは思えない。でも検査はしておいたほうがいい」
とは言われましたが、一瞬
「もう舞台は無理かも」 
と頭をかすめました。
湿布をしてテーピングと包帯で固定をしてくださりタクシーで帰宅しました。
これは少なくとも4月の初めまでは仕事も約束もキャンセルしなくちゃいけないな、と考えながら…。
迎えに出てくれた主人に助けてもらいながら3階まで階段を昇りました。

翌朝、主人も前から予約していた検査があり、娘たちも仕事だったので、春休み中の孫が検査クリニックに付き添ってくれました。
私は40代に脳動脈瘤をクリップで止める手術をしているのでMRIの検査ができずCTの検査です。
撮っていただいた映像から
「MRIほどはっきり映らないけど多分、後十字靭帯の剥離だね。前十字靭帯だと手術しなくちゃ治らないけど、これならリハビリで膝回りの筋肉を鍛えることで大丈夫でしょう」
ということでした。
手術は回避で一安心。ただ、
「正座はだめ、舞うのは舞えるようになるかもしれないけど、少し時間がかかるよ」
個人差はあるとしても、少なくとも元の日常生活にもどるには3ヶ月はかかりそう。舞台はと言えばその後の話ですから、今年の予定は大幅に変わるかもしれません。
お弟子さんのお稽古は稽古場に通えるようになれば、ある程度できると思っています。

暫く大変かもしれませんが、それでもいろいろな経験をさせて頂き、新しい発見を楽しみたいと思います。できなくなることがある分、他にできることがたくさんあるはずです。それを見つけたいと思っています。形は変わっても「能の力を伝えたい」という先へ進む思いは変わらないのですから。

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