女流能に親しむ会

「ARTS for the future」という、コロナ禍を乗り越える為の芸術活動を支援する、文化庁の事業があります。
能を舞う機会がとても少なくなり、このチャンスにかけたいと若い仲間が申請を思い立ちましたので応援するつもりで参加し、梅若の女流能楽師9人で「女流能に親しむ会」を立ち上げました。
能など古典芸能だけでなく演劇やダンス、音楽、あらゆるジャンルの方たちが多数申し込まれたということで、一回目の申請が打ち切られ、出遅れた私達の企画は二回目9月になってからの申請となりました。今年度いっぱいの催しということもあり、なかなか知らせが届かないので、もう無理かもしれないと思っていた矢先、10月初めに採択の知らせ、驚く間もなく12月の2回の公演に向けて番組作りや諸々の手続き、事務仕事などなど皆で手分けしてスタートしました。
一日目は12月12日(日)。
〜舞囃子を通して能に親しむ〜と題し「能を楽しむ講座」と舞囃子6番。
二日目は12月22日(水)。
〜いろいろな能の楽しみ方を見つけよう〜と題し、こちらも講座と能2番。私は両日ともに講座を担当し、一日目には舞囃子「山姥」を舞わせていただきます。
その間の12月19日(日)の梅若会定式能では仕舞「鵜之段」を舞わせていただくことも決まっております。11月には梅若会別会での仕舞「野守」、早くから予定しておりましたワークショップ等々、年も押し迫った頃に次々と舞台が続くという私にとっては珍しい催しラッシュの事態になっております。
体調を整えつつ稽古に励み、舞台を努めたいと思っております。
お忙しい時期だと思いますが、お運びいただければ嬉しく存じます。

*詳しくは「公演・イベント情報」「声の道場・能エクササイズのお知らせ」をご覧ください。

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