何年、いや十何年ぶりでしょう。熱を出して寝込んでしまいました。土日を挟んで38〜9℃の高い熱が続いたので、検査に行った所インフルエンザでした。
これまでそれらしきものにかかった記憶がなく、予防接種もしたことがありませんでした。コロナの予防接種後に少し熱が出て、関節の痛みや怠さを感じ、「熱が出るってこんな感じだったかな」というくらい寝付いたことがなかったのです。
自宅待機と言われた期日中には熱も下がり、これで治ったのかなと思って、二三日後にあった親戚の葬儀に参列したのですが、そのあとまた発熱。咳がひどくてまたぶり返してしまった感じでした。病院でも前と同じ薬が出ただけ…。観念して開始を決めていた稽古を取りやめ、引き籠もりました。
ほぼ2週間、こんなに長く引き籠もったのは、40代後半に手術をして以来です。毎日のトレーニングとストレッチもこれだけ続けて休んだのは初めて…。
一昨年腰を痛めたときも、腰を庇いながらもできることはして、お弟子さんの稽古も休みませんでした。今回はなんだか体力が一気に落ちた感じがしました。
まだ咳は残りますが、やっと平熱になり、食欲も出てきて落ち着きました。
その間、不思議な経験もしました。年末から手首が痛み、お正月明けに治療に通いだしていたのですが、熱があった間は手首の痛みが消えたのです。
家事をするときなど、かなり辛かったのですが、高い熱が出ていた時は痛みが消えたのです。これで治るなら熱も我慢できるかな、と思った程でした。
でも熱が下がると…もとの痛みが戻って来てしまいました。人間の体、脳、神経の不思議に今更のように驚きました。
やはり体調が戻ったら、手首の治療は別に必要なようです。お正月明けから、私に合った治療室を見つけて通い出したばかりだったので、今度は体力を戻しつつ、手首を治すことに専念しようと思います。
一昨年の1月に転倒して腰を痛め春過ぎまでちゃんとした稽古ができなかった時は「こころみの会」という目標があったので頑張れました。
今年も4月の稽古会と11月に新しい会「繋の会」を予定しているので、そこに向けて自分の調子を上げていきたいと思います。
