「繋の会」が終わりました

第一回「繋の会」が無事終了しました。

一部の緑桜会会員の発表会は、いろいろ楽屋でハプニングはあったものの、皆さん動ずることなくしっかり演じられました。
観にいらした方から
「長年なさったお上手な方はもちろんですが、まだ始めたばかりと思われる方にも緊張とともにその真剣な取り組み方が感じられ、とても心地よかった」
という感想をいただきました。
会までのお稽古の積み重ねも、お客様が大勢観てくださる中での本舞台での経験も、とても身になるものだったと思います。また緊張と終わった後の達成感、そんな舞台の楽しさも感じていただけたのではないでしょうか。これからも稽古を重ねて、先へ繋げていただきたいと願っています。

二部の繋の会も、出演の先生方と見守ってくださるお客様方の温かいお気持ちのおかげをもちまして、企画の思いそのままに、反省点は多々ありながらも、とてもいい雰囲気の会になったと自負しております。
お客様方の感想も
「初めて能に触れたけれど最初の解説でよくわかって面白かった」
「最初から能一番だと持たなかったかもしれないけれど、短い時間で能のエキスをたくさん味わった気がする」
「素謡や一調も楽しかった」
「囃子と謡、舞の魅力を曲それぞれで感じられた」
などなど…。
あまり能を観ていない若い女性に
「私一調好きかも」
と言われたのはとても印象に残り、私が囃子や謡の魅力にはまって能が好きになった頃を思い出しました。
「能に繫がる会にしたい」
という私の「繋の会」への思いが少し形になった気がしてとても嬉しくなりました。
楽屋の先生方も、快く私の思いに応えていただいて、素晴らしい舞台を作り上げてくださいました。客席の空気と相まって、とても心地よい空間が出来上がった気がします。
次回に向けて気持ちは間違いなく繋がりました。これからまた企画を練って、「繋の会」らしい会にしていきたいと思っています。

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