膝のストレッチ

50代半ばに膝を痛めてから始めた、O脚を治すための筋トレを兼ねたストレッチがあります。

膝にクッション(畳んだバスタオルでもOK O脚やX脚など人により厚さや位置を変えます)を挟みグッと締めたまま(膝を締めた時足が真っ直ぐの状態をつくるような厚み)スクワットを10〜20回し、その後正面で膝を折り、手を膝に置いて右に左に交互に10回ほど回します。
私がそれを1年ほど続けていたら、昔から気になっていたO脚が治り、その頃には鍼や整骨の治療に通った甲斐もありますが、薬もなしに膝の痛みはすっかりなくなりました。そして心配なく正座ができるようになったのです。足が真っ直ぐになったことで、膝にかかる体重の負担が軽くなったのが良かったようです。

最初に行った整形外科で「変形性膝関節症」の初期と言われ、膝に溜まった水を抜いたり薬を飲んだりの処方をされました。また「正座をしないように」と言われ、「正座をするために治療に来たのにそれはないでしょ」とそこでの治療を止めました。

そして友人の紹介で行った接骨院の先生に教えていただいたのが「膝のストレッチ」だったのです。

膝の痛みが無くなった後も、そのストレッチはずっと続け、「能エクササイズ」ではそれから進化して「膝から腰、そして背骨、肩甲骨、腕へ」を意識しての運動として取り入れました。すべての動作が「腰から繋がっている」のを、参加した方に感じていただくためのエクササイズにしました。

昨年1月、アイスバーンでの転倒事故で腰を痛め、しばらくストレッチや筋トレができなくなり、その後はその膝のエクササイズはおざなりになったままでした。腰を治すことへの意識が大きく、痛まなくなっていた膝への意識が遠のいていたのです。「能エクササイズ」でも膝を締めるトレーニングをあまりやらなくなっていました。

ところが今年の4月、記念の会での自分でも感じたオーバーペースの後からだったでしょうか、ほとんど気にならなくなっていた膝に痛みを感じるようになりました。どうにか正座はできるものの、座り込む瞬間や立ち上がるときにスムーズに行かず痛みを伴うようになったのです。

重いものを持つときに腰が決まらない、体幹にもブレが出てるのでは?などと感じることも多くなりました。もしかしたら骨盤が緩んだことで膝に負担がきたのかも…。

実は転倒事故のときに、接骨院の先生に
「骨盤を繋ぐ靭帯がゆるんでいる」
と言われ骨盤ベルトを薦められたのです。ある程度重いものを持ったり、立ち仕事が多いときは使っていたのですが、筋力が低下するのが心配で早めに外してしまったのでした。

膝を締めること、骨盤を締めること、これをまた日課にしていこうと決めました。ひと月ほど続けた頃、効果が出てきたように思えました。少し崩れかけていた姿勢もまた戻ったような気がします。

「能エクササイズ」にもまた復活させようと思っています。

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