時分の花

世阿弥は「風姿花伝」の中で、一生を通じての稽古のあり方を述べています。6、7歳の頃は自然に動き回るところに風情があるのだから、なるべく心のままにさせなさい、と述べています。良いとか悪いとか教えて厳しくすると小さくまとまっ […]

時々の初心

入学式や入社式などの祝辞などでよく「初心忘るべからず」と言う言葉を使われることがあります。この言葉は「風姿花伝」の中で世阿弥が述べているのですが、普通に思っているのとは少しニュアンスが違います。それは私が能を始めた頃「風 […]

間狂言

私が能を観始めたのは大学を卒業して福岡の実家に帰ってからでした。最初の頃、何もわからないながら能を観て不思議に感じたのは前場と後場の間の狂言の語りでした。前場でのシテとワキの話で、だいたいわかったている内容を、繰り返し語 […]

緑桜会稽古会

やっと…本当にやっと催せました。一昨年の4月、番組もできてあと一週間というところで緊急事態宣言発令…。中止やむなしとなりました。それから2年、緑桜会稽古会としては3年ぶりのの開催!会を催すに当たって参加のご希望を伺ったと […]

あの時の男の子

能楽師になって初めの頃、小学校に通っている娘が言いました。「ママ、学校の友達みんな能って何か知らないんだよ」子供たちは私の舞台を観に来たこともあり、私の実家には敷舞台があり、扇や写真もたくさんあったので、みんなが能を知ら […]

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