先日の楠森堂の会が終わった後、東京に帰るまでの楽しい話。
東京から参加のグループは、会が終わるといつも筑後川温泉に泊まることにしています。今回はコロナということもあり、あまり大勢一緒でない方がいいと考え相談して、もうひとグループは筑後川を挟んだ原鶴温泉に宿を取られました。
鄙びた昔ながらの温泉宿なのですが、お湯の質がとても良くて何度も入りたくなります。腰や膝の痛みが和らぐようです。
そして会の翌日の予定は毎回お決まりのコースがあるのです。
今回も宿での朝食が済むと帰る支度をして、午前中は里山の果物畑の中にあるジェラート店「ソルベッチ」(スペイン語でアイスクリームのことだとか)に全員集合しました。
このお店は地元の果物や牛乳、楠森堂の煎茶やほうじ茶を使ったアイスクリームがとても美味しく、遠方からもお客様が集まる有名店になっています。
開店より早く着いたので、皆さんには少し高い丘の上まで登ってうきはの眺めを楽しんでもらいました。私は荷物番をして、お店が開いたのを下から「お~い、お店が開いたよ〜」と知らせました。遠くへ飛ばす声は得意中の得意の私、「声の道場」の道場主です。上からも「はーい」というみんなの声。民家もそばになく気持ちよく声が響きます。
散歩で汗ばんだあとのアイスクリームはまた格別、皆さんにのんびりとアイスクリーム日和を楽しんでいただけたと思います。
その後は九州でお客様の数が7年連続1位という、うきはの道の駅へ。日曜日でとても混んでいましたが、それぞれ買い物を楽しみ、会の最後を締める昼食会へ向かいました。
多分この昼食が、会の後の皆さんの一番の楽しみだったと思います。
地元の野菜と果物をふんだんに、余すところなく使っての精進料理がテーブルいっぱいに並びます。この西光寺さんも遠方から予約してたくさんの方が訪れられる有名なお寺です。
私が子供の頃から存じ上げている、来年90歳になられる和尚様が作ってくださいます。本当にたくさんの品数で、皆「これは何かしら」「どうやって作るのかしら」などと興味深く楽しくいただきました。アイスクリームを食べた後なのに、ほとんど皆完食です。
コロナ禍で3年ぶりでしたが、和尚様もお元気で厨房に立ってくださり、料理の説明もしてくださいました。帰りには茶飯のお土産もいただき、本当に良い時間を過ごさせていただきました。
総勢11人、ここから別行動になるお二人と別れ、東京へ帰る9人。うきはを満喫した笑顔いっぱいで空港へ向かいました。
会の後、手持ちの荷物を減らすために、ご自宅に宅急便を出していらしたみなさんですが、道の駅と空港でまたまた荷物が増えたようです。混み合う日曜日の夕方の便で大変だったことと思います。
東京からうきはへの旅、会も含め三日間、メンバー代る代るの失敗もあり、大笑いのエピソードをたくさん作りながらも、大禍なく東京へ戻ることができました。
今年の楠森堂での会も前後の旅も全て無事に終わり本当によかった!