平成8年に福岡で初めて自分の能の会を立ち上げさせていただいて、その二年後東京の梅若能楽学院で二回目の会のときに、まだまだ私には難しい「隅田川」をお許し頂きました。必死でお稽古した上で、師匠にも二度(いつもは一度)見ていた […]
今年の催しが終了!
12月22日の「女流能に親しむ会」をもちまして、私が関わらせていただいた今年度の催しが終了いたしました。緑桜会の稽古会や発表会はできなかったものの、毎年恒例の元旦の靖国神社奉納仕舞に始まり、梅若会では5月梅流会「東北」の […]
「薪を割る」と「鼓を打つ」
私は「ポツンと一軒家」という番組が好きで、時々観るのですが、ある時90歳に近いご夫婦が岩手県の山の奥で二人で暮らしている生活を紹介していました。冬の暖を取るために薪が欠かせないので毎日薪割りをして軒下に積んでおくのだとか […]
「閃く」を楽しむ!
11月、今シーズンMLBで大活躍した大谷翔平選手が帰国して、初めての記者会見があり、マスコミからのたくさんの質問がありました。ひとつひとつの質問に対して丁寧に答えていく、その内容を聞いて改めて彼の人間力に感服しました。そ […]
厳しさと温かさと
11月17日、高安流大鼓方の人間国宝、柿原崇志先生がお亡くなりになりました。お電話でご訃報を伺ったときは、しばらくボーッとしてしまいました。そして次から次から先生との思い出が浮かんできました。懐かしく、そして寂しく悲しく […]
父の仕舞
父が仕舞をいつ稽古し始めたのかよく覚えていませんが、父の舞台を観るようになったのは、私が大学を卒業してからなので、父はもう60代半ばになっていました。娘の目から見てもなかなか風格があって、素人としては上手だったのではない […]
山姥を舞う
12月12日(日)の「女流能に親しむ会」で、舞囃子「山姥」を舞わせていただきます。ブログでの「歳をとらないとわからないこと」の中で、20代で「山姥」を舞って、当時の師匠に「これ以上どっしり舞うには体重を増やす以外ないのか […]
入れ歯の歴史
だいぶ前にテレビで、昔の街道をめぐり歴史的なお宝を探す、という番組を見るともなく見ていたときのことです。白い綿にくるまれた小さなお宝が…。なんだろうと思って見ていると、江戸時代の木で作られた入れ歯でした。そんな時代から入 […]
女流能に親しむ会
「ARTS for the future」という、コロナ禍を乗り越える為の芸術活動を支援する、文化庁の事業があります。能を舞う機会がとても少なくなり、このチャンスにかけたいと若い仲間が申請を思い立ちましたので応援するつも […]
野守を舞う
11月21日(日)の梅若会別会で、仕舞「野守」を舞わせていただくことになりました。野を守る鬼神の持つ「野守の鏡」。それは人の心の内をも見通すもの。その鏡を持ち現れた鬼神は東西南北四方八方、また天上地下をも残りなく鏡に映し […]