手首の治療で、指先などの末端の不調も体の中心からを意識することでいい方へ向かう、という施術を受け、セルフケアを教えていただきました。仕舞の稽古などで、手を上げるときも扇を使うときも「腰から意識して!」と教えている私にはと […]
喉を開く3
以前から西洋と日本の発声を比べ、和の発声では口を縦に開けず、顎を横に使うという事を述べてきました。以前のブログ「喉を開く」の回で英語の発声の教え方で、「喉を開くために欠伸をするときのように」と述べてあるのを見つけ、和の発 […]
円回内筋から筋膜へ
手首の治療に通い出した新しい治療院での体験治療で、これまでの経緯をお話し、私の手首の痛みに、初めて知った「円回内筋」が容疑者として上がったこともお伝えしました。その先生も施術の後「確かに関係してると思います」と言われ「た […]
容疑者は見つかったけれど…
手首にはそれぞれの指を動かす腱が集中しています。首から肩、肘と筋肉や腱で繋がり、手首に集中するとそこから5本の指へ広がり細かな筋肉が指先の動きを掌るのです。 手首が痛いといっても原因は様々。どの筋が問題なのかを見つけなけ […]
「大きく」「高く」の落とし穴
女性能楽師にとって、いつも問題になるのは「謡」です。能評を見ても、よく「女声」とか「ソプラノ」とかの言い方をされることもあります。男性の腹の声に比較して言われると思うのですが、発声に関しては男も女もないはずです。ただ楽器 […]
早口言葉
私が主宰している緑桜会の会員は「声の道場」がキッカケでお稽古を始められた方が大半です。道場に申し込まれる理由はさまざまで、和の発声に興味がある、日常の声に悩みがある、和の稽古をしているがかけ声がわからない、という方などな […]
上下の均衡
「能の構え」は上半身を動かさないで身を運ぶ安定が必要なので、「腰を入れる」ということは不可欠です。その際、前重心で下方へ安定させる下半身に対し、上半身には腰から上へ伸びようとする下への抵抗が必要です。上半身はただ腰に乗っ […]
喉を開く2
前にも「喉を開く」ということをブログに上げましたが、稽古でとても良い成果が生まれ、この頃は稽古でお直しするたびに「喉を開いて」といっています。そういう中、またまた印象に残るできごとがありました。同窓会で5年ぶりにお会いし […]
同窓会での出来事
毎年12月の第一土曜日に中学校の同窓会があります。久留米市の中学校ですが、1992年以来、コロナ禍で休みになった1回はあるものの31年も続いています。私は同窓会が始まった頃は、能楽師として活動し始めたばかりでもあり、子供 […]
膝と骨盤の関係
だいぶ前のことになりますが、催し5日前に能の地謡の代役をいただきました。期間がなくて覚えるのも大変でしたが、それよりもこのところ不安のある左膝が1時間半以上保てるかが心配でした。立ち居や舞は問題ないのですが、地謡座でなる […]