うきはの春

梅若会では、師匠から会の名前をいただくとき、当主名の六郎の六を緑という字に置き換えて、その一字を上にして決めていただきます。下の字は名字や名前の一字であったり、何か思いのある字を使わせていただくのです。私の場合、山村の「 […]

能と日本画2

随分前になりますが、「日本画近代化の旗手たち」という展覧会を観に行ったときのことです。 梶田半古の「菊慈童之図」という絵がありました。岩に寄りかかるようにして遠くをボーッと見ている慈童はなんだか物悲しげに見えました。 「 […]

能と日本画

私の叔父(父の弟)は美術評論家です。河北倫明といって、25年程前に亡くなりましたが、多くの美術館の館長を務め、晩年には京都造形大学の初代学長でもありました。それなりに著名人だった叔父は忙しく、滅多に会うことはなかったので […]

梅に思う

緑桜会の稽古会を毎年4月に催させていただいている山本東次郎家の能舞台(杉並能楽堂)は、自然光の中で昔ながらの能の雰囲気を味合わせていただける、私にとって特別の場所です。今年はコロナの蔓延で緊急事態宣言と重なり、泣く泣く会 […]

朝陽と夕陽

明けましておめでとうございます。 想像もしていなかった年になってしまった2020年も終わり、いつものように新年を迎えました。それぞれの思いを胸に、初日の出に手を合わせられた方も多いと思います。新しい年明けが良い方向に向か […]

楠森堂

毎年この時期は、福岡県うきは市にある、私の実家「楠森堂」で緑桜会の催しをするための準備に忙しくしていました。今年はコロナが収まらないこともあり、残念ながら中止に・・・。なんだか忘れ物をしたような気分です。 私の先祖は古く […]

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