最初に笛を教えていただいた鈴木先生から「自分は指ツケだけ教えるけど、あとは田中先生の真似をしなさい」と言われ観に行った能の舞台で、私は田中一次先生の笛の音色に魅了されてしまいました。 飄々としたお姿からは想像できない力 […]
小鼓から笛へ
掛け声の珍しさと、なかなか音が出ないという魅力にはまって小鼓の稽古を始めた私でしたが、そのうちに母に勧められて仕舞も始めました。これも「声を出さないで済む」と思ったからです。あとでシテ謡を謡わなくてはいけないことに気づく […]
囃子三昧
私が初めて能の世界に足を踏み入れることになるきっかけを作ってくださったのは、柿原繁蔵先生です。繁蔵先生は柿原崇志先生のお父様で、柿原弘和先生・光博先生、白坂信行先生・保行先生のお祖父様にあたります。 母が自宅のお稽古場で […]
能のひとひら
50代の頃、五行歌をよく作っていました。和歌や俳句も好きだったのですが、何の決まりも無く、ただ気持ちを五行に表せばいいという手軽さに惹かれ、思いついたことを五行にしていました。一つの文章をどこで区切るかによって、リズムや […]
能との出会い
私が初めて能の世界を垣間見たのは、大学を卒業してすぐの頃でした。それよりずっと以前から、謡や仕舞の稽古をしていた福岡の両親は、趣味が高じて8畳の座敷を板張りにして敷舞台に改装し、家を謡や仕舞、鼓の稽古場にしていました。 […]