年末から1月にかけて左手首、その後庇っていた右手首まで痛みが出て、リウマチを疑って検査したり、手首を主に扱っている治療院を探したり、いろいろ試行錯誤しながら、自己ケアを目指して治療していただいていました。
「注射や手術はしたくない」「痛みを取るより少しくらい痛くても使える手指を」を目標に「アイタタ…」と言いながらも無理しない程度に使い続けて、複数の先生たちから教わった自己ケアの方法を取り入れて頑張り続けて3ヶ月あまり…。
指先に力が戻ってきました。そして体の中から少しずつ力が湧いてくる感じがしてきました。
2月3月は重い荷物が持てないので会に出勤するときタクシーを使ったりしていましたが、今月の定式能の折は、仕舞を舞うための着物袴を入れた鞄を短い距離ではありましたが、自分で持って歩くことができました。
3月の会では袴の帯の最後の一締めができず、他の方にお願いしましたが、4月の会では自分で締めることができました。
牛乳パックを開けることができるようになりました。爪切りで爪が切れるようになりました。柏手の音が前のようにいい音がするようになりました。
何をするにも時間がかかりイライラしていたのですが、久しぶりに気持ちが晴れて台所仕事のときに鼻歌が出そうです。
まだ完全に痛みがないわけではないし、もとに戻ったわけではないのですが、手首に負担のかかる仕事などのときはテーピングをして、上手に付き合っていこうと思います。
今回のことでまた、多くの学びがありました。
家事にしても着付の仕事にしても、私の無茶な仕事の仕方にブレーキを掛けてもらった感じです。
自分のどの指にもどれほど負担をかけていたかがよくわかりました。もっと細やかにケアをしなければと反省もしました。
これから先、毎日のストレッチとトレーニングに、今回覚えたケアを取り入れて、長くいろんな仕事ができるように対処していこうと思っています。まずは間近に迫った緑桜会の稽古会を乗り切ろうと思います。
「ピンチをチャンスに!」
「転んでもただでは起きない!」
私の信条です。