令和元年に出版させていただいた「声の道場〜人間力を取り戻そう〜」の中で、当時大リーグに移籍したばかりの大谷翔平選手のことを取り上げています。
私は人間が生きていく上で、仕事と遊び、勉強と運動、家族と自分、公と私、などなど何事においてもそのバランスは大切だと思っているのですが、特に人間個人においては「心と体のバランス」はとても大事だと考えています。
3冊目の「声の道場〜人間力を取り戻そう〜」を執筆していたその当時、高校生の頃からの大谷翔平選手のことを報道や記事で知るにつけて、彼は「心と体のバランス」がとても素晴らしいと思って取り上げたのでした。
それから5年、怪我や手術や幾つもの山を乗り越え、苦労をものともせず前向きに進化し続け、予想を遥かに超える大リーグのスター選手になってしまいました。
インタビューなどで答える彼の言葉には、名言も多くいつも感心してしまいます。
その中から私達の稽古にも役立つものをいくつか選んでみました。
・無駄な試合や無駄な練習というのはない。
・できなかったことができるようになるのが楽しい。
・負けたからこそ「何でだろう」と考える。次につながる成長という点では負けた試合のほうが有意義かも。
・どうすべきかを考えながらやることが大切。同じことをやっていても成長の度合いが全然違う。
・成功するとか失敗するとか僕には関係ない。それをやってみることが大事。
・悔しい経験がないと嬉しい経験もない。
などなど他にもたくさんあります。多分インタビューなどから集められた言葉だと思いますが、普段考えてないと出てこない言葉だと思います。本当に考えが深い。野球に真摯に向き合うと同時に、たくさんの本を読んだりして人間としての学びも積み重ねてきたのでしょう 。やはり「体と心のバランス」が素晴らしい人でした。
一昨年の9月にもこのブログで「大谷翔平選手」の活躍を取り上げていますが、それより3年前に「体と心のバランス」が素晴らしいと大谷選手を取り上げていた自分を褒めたくなりました。
彼の名言録の中に
・自分の評価は自分でしないって決めている。
というのもあるのですが…。