私は能楽師として謡や仕舞をお教えするのと並行して、「声の道場」や「能エクササイズ」で能の発声や動きを基本にした「和の体の使いかた」をお教えしています。能の力を伝えたい広めたいと始めた「声の道場」「能エクササイズ」でしたが […]
「気づき」の循環
「苦しみを楽しむ」という題で前にブログに上げましたが、その感覚がもともと自分の中に自然に存在していて、それがこれまでの私の原動力になっていたことに気づきました。 これまでのブログにも 「あるべきやうは」「危機を節目に」「 […]
形と心
稽古場の物入れを整理していたら11年前の新聞の切り抜きが出てきました。「芸の脇道」というエッセイで、「形と心を結ぶ輝きの能舞台」という副題。大槻文藏先生や梅若玄祥先生への取材、観能を通じての文章でした。当時も惹かれたので […]
苦しみを楽しむ
久しぶりの休みに、いただいた一冊の本を読みました。私には少し難しい本だったのですが、感覚的にとても興味深かったので、飛び飛びながら読み進めて行く中、文章の中から私の目に飛び込んでくるような文に出会いました。 「苦しみを含 […]
「繋の会」発足
昨年、緑桜会会員から初めて師範を申請して、お許しをいただいたとき、「あなたも跡を受け継ぐ人ができたのだから、僕の教えたことをしっかり伝えてね」と師匠(梅若桜雪師)からお言葉をいただきました。これまでもなるべく、自分がお習 […]
指の力が戻ってきた!
年末から1月にかけて左手首、その後庇っていた右手首まで痛みが出て、リウマチを疑って検査したり、手首を主に扱っている治療院を探したり、いろいろ試行錯誤しながら、自己ケアを目指して治療していただいていました。「注射や手術はし […]
芸術文化雑誌「紫明」
写真家の三上史規さんが撮影してくださった「東北」の写真が、丹波古陶館・篠山能楽資料館友の会で発行していらっしゃる雑誌「紫明」に掲載されました。内容とは関係なく「東北」間狂言の研究論文に「東北」の能の写真として出ているだけ […]
「桜」の一字
今月29日(月)は杉並能楽堂で緑桜会の稽古会を催します。お稽古にも熱の入る時期になってきました。 今年は桜の開花が遅いといいますが、私の小さい頃は早くても遅くても桜は三月末の卒業式の頃から咲きはじめ、四月初旬の入学式の頃 […]
容疑者は見つかったけれど…
手首にはそれぞれの指を動かす腱が集中しています。首から肩、肘と筋肉や腱で繋がり、手首に集中するとそこから5本の指へ広がり細かな筋肉が指先の動きを掌るのです。 手首が痛いといっても原因は様々。どの筋が問題なのかを見つけなけ […]
8ヶ月ぶりに出会う
あるとき、お弟子さんから「先生が前にブログで取り上げられていた亀井聖矢さん、今度の情熱大陸に出られますね」と教えていただきました。去年の7月「体技心」という題で書いたブログでした。たまたま目にした番組で彼の演奏とインタビ […]