もはや求道者

このブログでは何度も大谷翔平選手のことを取り上げていますが、その後も私の気になる語録が目や耳に入ってきます。

幸せとは……

成果が出るから楽しく、辛いと思うとやめるのが人だと思うので、今やっていることが辛くても、そこに続けようと思う何かがあれば、それを続ける事ができるだけで幸せだと思う。
そういうことができ、それが好きなことなら、仕事につながるなら……自分にとっては、たまたまそれが野球だけれど……この先それをずっと続けていけたら幸せだと思う。

大切にしていること……

社会に対して、いわゆる自分の知らない人たちに対しても、信頼される人間になることが大切なのだと思う。
分野は関係なく、自分が仕事をしたり生活をしているそれぞれの世界の中で……自分にとってはそれが野球なのだけれど……それを求めていくことが大切なのだと思う。

大谷選手が自分の目標達成シートを作った高校生の頃から、変わらず続けてきた努力の積み重ねから生まれた言葉だと思いますが、その「努力」という言葉でさえも……自分がやりたいことをやっているのは努力とは思わない……と言っています。とてつもない凄さを感じました。
大谷翔平選手」や「バランスの大切さ」で述べていることと合わせて、野球という道で、もはや求道者になっているのだなと思いました。

だいぶ前に公開した「あるべきやうわ」の中で述べましたが、明恵上人が北条泰時を諭したときの言葉。

「仏道を志すのは僧の修行の中だけにあるのではない。それぞれの生きていく道の中で志すことができる。それが大事なのだ。武士は武士のあるべきように、農民は農民のあるべきように」

能楽師になった頃の私の迷いを覚ましてもらった言葉でもあります。それを思い出させてもらった大谷翔平選手の言葉でした。

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