坂本龍一さんが亡くなられました。いろんな分野で世界的にも多大な足跡を残され、最後まで病と向き合いつつも音楽プロデュースを全うされました。坂本さんが好まれた言葉に「芸術は長く 人生は短し」があると伺いました。音楽でも美術で […]
三十周年記念大会
私が玄人として梅若会に所属させていただき、能楽師として歩き始めたのは昭和63年、師匠の梅若桜雪先生が56世梅若六郎を襲名なさった年でした。玄人としての初舞台が、その襲名披露の公演での連吟でした。何年かしてお弟子さんが 数 […]
やるかやらないか
侍JAPANのWBCでの軌跡そして優勝、本当に感激し、他のことが手につかないほど楽しませていただきました。その後の日本記者クラブでの栗山監督の会見も、その謙虚で誠実な対応と言葉に感銘を受けました。 特に心に残ったのは、あ […]
いつでも発信!
時々仕事で打ち合わせる40代の男性、昨年大病を患らわれ入院、暫く仕事を休まれていました。半年ほどでリハビリを続けつつですが、仕事に戻られました。先日仕事に復帰されて最初にお会いしたのですが、前より小さく見えました。打ち合 […]
謡の稽古と腰の痛み
いつものことですが、私が稽古のときに皆さんに一番注意をするのは構えです。謡でも舞でも、「前に掛かって」「骨盤を立てて」「腰から始めて」などなど…。ある時、発声の稽古を始めて間もない方が、稽古が終わったあとに椅子から立ち上 […]
鏡の使い方
私達が日常で鏡を使うときは、素の自分を何かしら装うときです。お化粧をしたり、着物を着たり、洋服が似合うか確かめたり、必ず目を使っています。身につける外的なものは鏡で見ることで安心できます。 他に装いと関係なく、姿勢を正し […]
重心移動の妙
報道ステーションで松坂大輔さんがWBC日本代表選手それぞれの分野でスペシャリストと言われる選手にインタビューする企画はとても興味深いものでした。能の動きとの関連性も感じた回もあり、盗塁する目に続き取り上げてみました。 〈 […]
盗塁する目
報道ステーションで、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表の選手たちの中から毎日一人ずつスゲストに迎え、松坂大輔さんがインタビューするという企画がなかなか面白く、なるべく見るようにしました。それぞれの分野で […]
正座と腰掛け
私は、会の皆さんの稽古を長い時間続けるときは、膝に負担が多くなるので、腰掛けて教えさせていただいています。能のときなど舞台での一二時間の正座は大丈夫なのですが、無理をして膝を痛めて舞台の仕事に支障があると困るので、普段は […]
「巻絹」終わりました
この一ヶ月半、毎日「巻絹」の能のことが頭からは離れないものの、実際の稽古はなかなか思うようにはできない、という状態で迎えた本番でした。面や装束を付けて自由に舞えたか、というとやはりそうはいきませんでした。ただいろんなミス […]