謡を始めたばかりの方のために、一冊に三四曲入っている梅若謡曲教本というものが四巻あります。始めたばかりだとそうそう進まないので、その教本だけでしばらくは新しい本を買う必要はありません。けれども教本が全部終わり、お稽古が一 […]
「繋の会」発足
昨年、緑桜会会員から初めて師範を申請して、お許しをいただいたとき、「あなたも跡を受け継ぐ人ができたのだから、僕の教えたことをしっかり伝えてね」と師匠(梅若桜雪師)からお言葉をいただきました。これまでもなるべく、自分がお習 […]
花が開くように
今年はじめからの手首の治療が4ヶ月余り経った頃、だいぶ手指の力が戻ってきたので、少し強化したいと、セルフケアの中にトレーニングをプラスしようと自分でいろいろ考えました。前からお風呂などでグーパーを繰り返したり、指を早く動 […]
鳥の羽ばたき
前回「肋骨を動かす」で体の中から連動しての動きのことを述べました。呼吸との関係、能の動きのことを繋げていくうちに、皆さんに「体の中から末端に繋がる」ことを感じていただけるかなと思う方法をまた一つ見つけました。 能エクササ […]
肋骨を動かす
手首の治療で、指先などの末端の不調も体の中心からを意識することでいい方へ向かう、という施術を受け、セルフケアを教えていただきました。仕舞の稽古などで、手を上げるときも扇を使うときも「腰から意識して!」と教えている私にはと […]
仕舞「田村キリ」を舞います
来週の梅若会定式能で仕舞「田村キリ」を舞わせていただきます。能「田村」は勝ち戦を扱った勝修羅と云われる能です。殆どの修羅能が滅びゆく平家の公達がシテである(負修羅)のに対し、勝戦の「八島」「箙」の源氏の武者がシテの二番と […]
緑桜会稽古会終わりました
杉並能楽堂での稽古会、無事に終了しました。会員の皆さんは存分に力を発揮なさいました。何人か体調に心配のある方があったのですが、一人もお休みなく催せたのはとても嬉しいことでした。 もしかしたら 「自分では満足できないところ […]
指の力が戻ってきた!
年末から1月にかけて左手首、その後庇っていた右手首まで痛みが出て、リウマチを疑って検査したり、手首を主に扱っている治療院を探したり、いろいろ試行錯誤しながら、自己ケアを目指して治療していただいていました。「注射や手術はし […]
喉を開く3
以前から西洋と日本の発声を比べ、和の発声では口を縦に開けず、顎を横に使うという事を述べてきました。以前のブログ「喉を開く」の回で英語の発声の教え方で、「喉を開くために欠伸をするときのように」と述べてあるのを見つけ、和の発 […]
芸術文化雑誌「紫明」
写真家の三上史規さんが撮影してくださった「東北」の写真が、丹波古陶館・篠山能楽資料館友の会で発行していらっしゃる雑誌「紫明」に掲載されました。内容とは関係なく「東北」間狂言の研究論文に「東北」の能の写真として出ているだけ […]