「声の道場」には、「昔、謡の稽古をしていたけれど、なかなか声の出し方が分からずやめてしまった。発声からまた始めたい」という方もよくいらっしゃいます。節もわかっている方が多いのですが、基本の呼吸、発声の稽古をしばらくして、 […]
折り目正しく
最近聞かなくなった言葉のひとつに「折り目正しい」があります。行儀が良かったり、礼儀正しかったり、動作行動を褒めるときに「折り目正しい」という言葉は、昔からよく使われていました。折り紙文化、着物文化など、日本には角や筋をき […]
「申合せ」とリハーサル
6月の梅若会定式能で「自然居士」がありました。つい思い出したのですが、師匠が演じられた「自然居士」の能には忘れられない舞台があります。 20年ほど前だったでしょうか。「自然居士」がNHKで放映される事になり、梅若の能舞台 […]
知識→意識→無意識
欧州のサッカーチームで活躍し、全日本のメンバーにも選ばれた古橋亨梧選手がインタビューを受けていました。彼が大事にしている言葉が、「知識、意識、無意識」だそうです。サッカーをやっていく上で高校の頃に先生から言われたことだそ […]
新たな道場
私が「声の道場」を始めて、すぐの頃入門した20代後半の女性、和の発声や能に興味を持ち、すぐに謡や仕舞を始めました。その中で自分の体の硬さや使えてない部分に気付き、稽古と並行して声・体の研究に努力していました。結婚子育ての […]
体技心
以前、たまたまテレビを見ていたら「日曜日の初耳学」という番組で2022ロン=ティボウ国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝した新進気鋭の亀井聖矢さん(21歳)の演奏があり、惹き込まれて聴きいりました。美しいというだけでなく […]
もはや求道者
このブログでは何度も大谷翔平選手のことを取り上げていますが、その後も私の気になる語録が目や耳に入ってきます。 幸せとは…… 成果が出るから楽しく、辛いと思うとやめるのが人だと思うので、今やっていることが辛くても、そこに続 […]
三年が経ちました
コロナでのホームステイの時期に始めた緑桜会のホームページ。当時はまだ催しやワークショップのお知らせもできなかったので、まずはブログを綴り始めました。「日本の言葉は、姿勢に気をつけることで声を出すときの飛沫を抑えることがで […]
追善の仕舞
楠森堂の会を両親の追善の会にしたいと、鷹尾維教先生、章弘先生にご出勤をお願いしたところ、両親への追善の仕舞をお申し出くださいました。 私は大学を卒業してから、両親が教えていただいていた、両先生のお父様である鷹尾祥史先生に […]
楠森堂で追善の会
4月29日に30周年記念の大きな会を催して、どうにか無事に終わり、ホッとしたと同時に力が抜け、先のことを考えられずにいました。連休明けに何人かの人から「今年は楠森堂の会はいつですか?」とお尋ねを受け、いつもは春には日にち […]