自分の座り方にフィットする座枕(商品としては枕)を見つけました。前に能の地謡の代役をいただいた折、1時間半の正座に不安があり、初めて舞台で座椅子代わりの布団を作って試してみました。なかなかうまく収まらず、脹脛がつったりし […]
楠森堂の会が終わりました
11月28日(火)、最後の楠森堂の会が無事に終了いたしました。前から天気予報を見て案じていた通り、風が強く、落ち葉が舞台一面に散りながらの公演になりましたが、時々座敷に差し込む木漏れ日とともに、それを風情と楽しんでくださ […]
間狂言の大切さ
40歳で能楽師として玄人に取り立てていただいてからは、公演のときに楽屋にいることが多くなりました。それでも見所から拝見したい能があると、チケットを買ってお客様側から拝見していました。素人の頃と観方が違うのは舞台全体を見る […]
「花月」のこと
大分県日田にある岳林寺は、1342年に後醍醐天皇の勅願で、大蔵永貞により創建されたお寺です。代々日田郡郡司であった大蔵氏は私の父方の先祖にあたります。 岳林寺には創建当時の逸話として、能「花月」の物語に繋がるような逸話が […]
深大寺観月会
10月27日、深大寺で観月会が催され、初めて能以外の分野の方たちと舞台をご一緒させていただきました。力強い薩摩琵琶と語り、柔らかで雅な楽琵琶と龍笛、能管と謡、それに打物(創作された打楽器で沁み入るような音色です)で、平家 […]
「融」を舞う
10月の梅若会定式能で、「融」の舞囃子を舞わせていただきます。一昨年の「東北」で能は舞納めのつもりでしたが、思いもよらず今年の2月に代役で「巻絹」を舞わせていただきました。今年度からは改めて舞囃子を舞うことを突き詰めたい […]
追善と感謝の会
来年は私を能の世界に導いてくれた父の33回忌、母の25回忌に当たります。前々からそれに合わせて私の実家である楠森堂で、両親の追善の会を催したいと思っていました。いろいろと考えることもあり、少し早いのですが今年の11月28 […]
新たな挑戦
親しくさせていただいている囃子方の先生からメールが届きました。 何日か日にちをあげ、その日が空いているかどうかのお問い合わせでした。たまたま空いていましたのでその由お返事すると、改めてメールが届き、ある催しへの出演依頼で […]
折り目正しく
最近聞かなくなった言葉のひとつに「折り目正しい」があります。行儀が良かったり、礼儀正しかったり、動作行動を褒めるときに「折り目正しい」という言葉は、昔からよく使われていました。折り紙文化、着物文化など、日本には角や筋をき […]
「申合せ」とリハーサル
6月の梅若会定式能で「自然居士」がありました。つい思い出したのですが、師匠が演じられた「自然居士」の能には忘れられない舞台があります。 20年ほど前だったでしょうか。「自然居士」がNHKで放映される事になり、梅若の能舞台 […]