以前「英国王のスピーチ」という映画がありました。吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世が、言語療法士の助けを借りて障害を克服、国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描いた映画です。映画を見たわけではない […]
体と声の関係3
「声の道場」を始めて暫くして、「和のボイストレーニング」というのが珍しかったのか、ネーミングが面白かったのか、新聞に取材を受け掲載されたり、ラジオ番組に呼ばれてお話ししたりすることがありました。東京で定期的に開いていた道 […]
体と声の関係2
「和の発声」をお教えする場として立ち上げた「声の道場」でしたが、思いもかけず、日常の自分の声に悩みを持つ方が多くおみえになります。 随分前に「腹式呼吸はできるのに声が響かない」という方がみえました。「ヨガを教えているが、 […]
体と声の関係
北京オリンピックでのスピードスケートの高木美帆選手の活躍、本当に凄かったですね。その後の世界選手権でも大活躍です。彼女のインタビューでの落ち着いた態度や言葉、自然な声、とても好感が持てます。 今から12年前、高木美帆選手 […]
危機を節目に 3
40代半ばと50代半ばに「能が舞えなくなるかも」と思うような出来事があり、それを乗り越え良い節目になったことをブログの中で前に述べました。今回のお正月転倒事故は私にとってその2回に次ぐ危機でした。 まだ腰に違和感が残ると […]
危機を節目に 2
50代半ば、14.5年ぶりで主人とボウリングに行ったときのことです。学生時代ボウリングクラブに所属していて、全国大会にも出場していた私は、昔通りのイメージでゲームをしました。思ったよりスムーズに投げることができ、得点は1 […]
ダブル鬘?
前回の「危機を節目に」で述べた、46歳のときに脳動脈瘤をクリップで留める手術を受けてすぐの頃の話です。 退院して2週間あまり…髪の毛を全部剃っての手術でしたからまだ1センチぐらいしか髪が伸びていなくて、外出時は鬘を付けて […]
危機を節目に!
40歳で能楽師になって34年になります。その中で「もう能ができないかもしれない」と思ったことが三度ありました。 最初は46歳のときでした。猛暑の夏、突如経験したことのないような頭痛に襲われました。冷やしても薬を飲んでも治 […]
命の恩人の鞄
20年ほど前、一度だけヨーロッパ公演のお手伝いに同行させていただいたことがあります。その折アムステルダムで連れて行っていただいたお店で、ある先生に「袴を入れるのにとても使いやすい」と教えていただいた製図鞄を買いました。軽 […]
やっぱり正座が一番楽
腰を痛めてどういう体勢でいても辛い、そういう日々が続いたときも、やっぱり「正座」は私にとって基本の形でした。「イタタタタ」といいながらもどうにか「正座」に持ってくる。まずはそこで痛みは止まります。それからいつものように腰 […]