桜の季節が駆け足でやってきました。今年の春は、2月もそうとは思えないような暖かい日が続いたこともあり、梅の花はほころぶというより、一斉に開花してしまいました。「梅一輪一輪ほどの暖かさ」というように、寒い中で少しずつほころ […]
能と日本画3
小林古径は大好きな日本画家のひとりです。随分前に生誕110年を記念した特別展を観に行ったことがあります。若い頃から亡くなるまでの数多くの作品を展示してありました。花鳥画も静物も人物画ももちろん素晴らしかったのですが、どう […]
能と日本画2
随分前になりますが、「日本画近代化の旗手たち」という展覧会を観に行ったときのことです。 梶田半古の「菊慈童之図」という絵がありました。岩に寄りかかるようにして遠くをボーッと見ている慈童はなんだか物悲しげに見えました。 「 […]
能と日本画
私の叔父(父の弟)は美術評論家です。河北倫明といって、25年程前に亡くなりましたが、多くの美術館の館長を務め、晩年には京都造形大学の初代学長でもありました。それなりに著名人だった叔父は忙しく、滅多に会うことはなかったので […]
抜き足、差し足、忍び足
-能エクササイズ実践 2- 「和の構え」に続き、2回目は「すり足」の稽古に入る前に、片足にしっかり重心を乗せることを体感するための稽古からです。「片足立ちの効用」の回でも述べましたが、この稽古だけでも十分健康維持に役立つ […]
和の構え
-能エクササイズ実践 1- 能において「すり足」は基本中の基本です(すり足とずり足参照)。仕舞のときももちろんお教えするのですが、どうしても型や順序に気を取られ、おざなりになってしまいます。そこで仕舞に関係なく健康のため […]
わからなさを面白がる
朝日新聞の朝刊に、毎日「折々のことば」というエッセイがあります。時々私のアンテナにピッと来るものがあるのですが、ある時「わからなさを面白がる」という文に目が止まりました。 玄田有史さんの「希望のつくり方」という本からの言 […]
体をイメージする
ヨガなどで「○○のポーズ」などといって、自分の体を何かにイメージしていろんなポーズを取ることで、体を整えることがあります。私も一度だけ体験させていただいたのですが、横たわったり座ったりしてのポーズは思ったよりできました。 […]
ハミングでのチューニング
ハミングといえば、軽く鼻に響かせるものと誰もが思っています。けれども「声の道場」では、ハミングを使って「体が楽器」だということをお教えしています。この稽古法は私にとっても驚きの発見でした。 「声の道場 3」にも詳細は書い […]
朝日カルチャー終了しました
1月29日(金)の朝日カルチャー「マスク時代に伝わる声」終了いたしました。 二度目の緊急事態宣言の中、16人もの方が参加して下さり、熱心に聴いてくださいました。 実践も、腹式呼吸の確認やハミングを使っての発声練習、日本語 […]